「さあ9回のウラ、同点のランナーが出た所で、ソフトバンクはとっておきの代走、周東が出てきました。
ピッチャーセットポジションから第一球・・あっ周東いきなりスタート!
キャッチャー二塁に送球!セーフ!!速ーい周東!!」
・・野球の攻守における様々なプレーの中でも、一塁ランナーが二塁に盗塁を試みる場面は、最もスリリングなシーンの一つですね。
ところでこのベースとベースの間、塁間は、いったい何mあるのかご存知でしょうか。
ここでは塁間の距離や、プロ野球選手でも俊足の選手は、どれくらいのタイムで走れるのか見ていこうと思います。
塁間の距離は?
ベースとベースの間の距離は、27.431m(約90フィート)です。
ちなみに、投手板からホームベースまでの距離は、18.44m(約60.5フィート)。
また、ホームベースから二塁までの距離は、38.795m(約127.2フィート)になります。
高校野球も含め、中学生以上は同じ距離となっています。
プロ野球の俊足選手の塁間タイムは?
本塁~一塁までの塁間タイム
まず、バッターボックスから一塁へ到達するまでのタイムを見てみます。
過去には、あのイチロー選手は一塁まで3.7秒で駆け抜けたとされています。
こちらの動画で俊足打者の一塁到達タイムが出てますが、ソフトバンクの周東選手が驚異的な記録を出してますね(2:00~)。
ちなみに周東選手の50メートル走のタイムは5.7秒。時速に直すとおよそ32kmです。
この動画に出てる選手以外にも、同じソフトバンクの柳田選手やロッテの荻野選手や岡田選手、日本ハムの西川選手なども、プロ野球界屈指の俊足として知られてますね。
今のプロ野球では、一塁まで4秒以内だとかなり早い部類。
特に、3.7秒台で走り抜ければ、トップクラスと言えるのではないでしょうか。
一塁~二塁までの塁間タイム
次に一塁から二塁のタイムを見てみると・・。
周東選手の正確なタイムは分かりませんが、動画サイトで実際に二盗する場面をストップウォッチで測ってみました。
もちろん盗塁する時は一塁ベースから数歩リードしてるので、正確な数値は出せないけど・・だいたい塁間を3.2秒程度で走れているようですね。
概ね4秒以内だと速いとされてるようなので、このタイムから見てもさすがに日本代表に選ばれたスピードスターって感じです。
まとめ
以上、プロ野球の塁間の距離、合わせて周東選手をはじめ、球界の俊足たちがどれくらいの速さで塁間を走るかという点についても見てきました。
野球の華と言えばホームランだけど、「スモールベースボール」と称される日本らしい足を絡めた攻撃も、観ていて思わず手に汗を握ってしまうようなスリリングな魅力がありますね。