2018年、メキシコ製作の映画『グッド・ワイフ』。
上流階級の華やかなセレブ女性たちの間で繰り広げられるマウント合戦や、80年代の経済危機の中で没落していく様を描いた作品ですね。
ここでは、『グッド・ワイフ』のストーリーなどの基本情報や筆者が実際に観てみた感想、無料で観る方法についても紹介していきます。
『グッド・ワイフ』基本情報
- 2018年、メキシコ
- 2020年7月10日、日本公開
- 原題『LAS NIÑAS BIEN』
- 上映時間100分
- 監督・脚本:アレハンドラ・マルケス・アベラ
- 音楽 :トマース・バレイロ
キャスト
- ソフィア(セレブ妻) :イルセ・サラス
- アレハンドラ(セレブ妻) :カサンドラ・シアンゲロッティ
- アナ・パウラ(セレブ妻) :パウリナ・ガイタン
- イネス(セレブ妻) :ジョアンナ・ムリージョ
- フェルナンド(ソフィアの夫) :フラビオ・メディナ
『グッド・ワイフ』ストーリー
1982年、メキシコシティの高級地区ラスロマス。
実業家の夫との間に3人の子供に恵まれたソフィアは、高級住宅街にある美しい豪邸で満ち足りた生活を送っていた。
セレブ妻たちのコミュニティに女王のごとく君臨するソフィアだったが、不倫の末に証券会社の社長夫人となった、垢抜けない“新入り”アナ・パウラの出現が気に入らない。
さらに、歴史的なメキシコの経済危機が到来し、富裕層を直撃。
突如として、ソフィアの完璧な世界は崩壊し始める・・。
『グッド・ワイフ』感想
元々映画をそんなに観る方ではないし、ましてメキシコの映画って観たことなくてどんな物だろうと思い、初めて同国発の作品を視聴してみた。
舞台は今から40年前のメキシコ、それもセレブリティたちの関係をめぐる物語。
リアルな現在の様子はよく知らないけど、クルマはやたら大きいし、男も女もスパスパとタバコを吸いまくり。
自分は全く吸わないけど、健康意識が脅迫的な観念になっている今のこの国の社会から見ると、ある意味大らかで羨ましくもあるかも?
ストーリー的には、セレブ達の顔などの見分けがつきにくく、序盤は話を把握しにくかったが・・。
物語中、特に派手なアクションシーンや大きな出来事がある訳でもなく、また登場人物が感情を爆発させるような場面もほぼ無く、淡々と進んでいく。
女性監督が作った女性目線の作品ってこともあるのか、派手なシーンより会話を重視して、女同士の静かな闘いによりフォーカスされた構成って感じ。
後半部分のアナ・パウラのセリフ、「女は誰でも、お姫様になりたいの」。
地位や財力のある男性に選ばれセレブになるというのは、時代や国を超えて、多くの女性が抱く普遍的な望みなのだろう。
しかしこの映画にもあるように、大きな時代の変化や男性次第で、女性の運命も大きく左右される。
そんな中での女性ならではの懊悩が、当時のファッションや外国セレブの暮らしぶりなどとともに垣間見える。
その辺りに興味を持つ、特に女性にとっては面白く視聴できるかも知れない。
いつも思うけど、映画はたとえフィクションではあっても、その国の風俗などをうかがい知れるのが面白いところ。
今回も特にストーリー等に感動を覚えなくても、その点では勉強になった。
例えば、メキシコって言うと「タバスコ」って調味料のイメージもあって辛い料理とか、とにかく犯罪が多い怖い国といった印象くらいしかなかったけど・・。
使われてる言語はスペイン語だとか、あとパーティや葬式の様子とか他にも色々知れたし、自分のメキシコに対する貧弱なイメージが少しは豊かになった。
『グッド・ワイフ』を無料で観る方法は?
『グッド・ワイフ』は動画配信サービス『U-NEXT』で、399円分のポイントを支払って観ることができます。
ただし、無料登録するだけで600円分のポイントがもらえるので、それを使って実質タダで本作品を視聴できます。
また、31日間の無料体験期間中に、いつでも解約できます。
(※本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
まとめ
以上、映画『グッド・ワイフ』の基本情報や筆者が実際に観てみた感想、無料で観る方法についても紹介してきました。
外国セレブたちの華麗で上品な振舞いの間に隠れる、女性特有のドロドロした人間模様を観てみたい人にはオススメできる作品ですね。