映画『アイスクリームフィーバー』男性が観た感想

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2023年公開の映画『アイスクリームフィーバー』。

 

主人公の女性の淡い同性同士の恋愛をはじめ、都会に生きる様々な女性の人生と交錯する様が描かれる。

 

以下、男性視点の感想など。

(ネタバレは最小限にとどめます)

 

 

目次

ストーリーはこんな感じ

 

主人公はアイスクリーム店のバイト長をしている常田菜摘(吉岡里帆)。

以前はデザインの仕事をしていたが辞め、今は目標を失いかけている。

 

ある日、客として訪れた女性作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)を見て、運命的なものを感じる。

アイスクリーム店で共に働く桑島貴子(詩羽)は、菜摘のそんな様子を複雑な想いで眺めていた。

 

一方、近所に住む高島優(松本まりか)の元に、1年前亡くなった姉・高嶋愛(安達祐実)の娘・美和(南琴奈)が突然現れる。

姉妹は以前恋敵で、優から恋人を奪った愛との間に生まれたのが美和だったのだ。

美和は、失踪した父親を探す目的でしばらく優と暮らすことに。

 

日々うつろう都会の片隅で、それぞれの女性の人生や想いが交錯する―――。

 

 

印象に残った点

セリフを抑えた映像詩のよう

ただ風景を映したり、登場人物のセリフを抑えた演出。

ある事をしてた人物が、脈絡もなく即興的に踊り始めちゃったり。

 

一般的な映画と比べて、一種の映像詩のような場面が多かったりするかも。

  

都会の感覚がオシャレ

東京で撮影されたであろう、オシャレな街並みが舞台。

 

きらびやかな都会の片隅で出会った女性達の、淡くて儚げな一瞬の出来事。

そんなデリケートな切なさや美しさが感じられる。

 

主題歌も良かった

主題歌「氷菓子」(吉澤嘉代子)もなかなか良かった。

今まで全然聴いたことない人だったけど、切なげなメロディと歌い方が映像によく合っている。

 

 

本人が歌ってる所以外は、作品内の映像ですね。

 

 

ちょっと残念に思った所

特にはないけど・・ほとんどラブストーリーとも呼べないようなごく淡い出来事なので、二人が互いを求めあう描写を少しだけ濃く描いても良かったかも。

でも、これくらいの塩梅で良いかなという気もするし。

 

あと、自分が年取ったからかセリフが聞き取りづらいというのはあったかな。

 

 

その他

「水カン」の新旧ボーカル出演

音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の初代ボーカリスト・コムアイと現在のボーカリスト・詩羽が出演。

自分はコムアイがいた頃から水カンが結構好きで、CDも一枚持っている。

 

でも、コムアイの方は出番が少なかったし、互いに同じシーンで共演する事はなかった。

せっかくだからほんの僅かであっても、そういう場面もあっても良かったかも。

 

それにしても、コムアイを久しぶりに見たけど随分大人びた感じがして、最初あの人をコムアイが演じてたとは全然気づかなかった。

 

 

まとめ

恋愛のドラマや映画はあんまり観た事ないけど、こういう繊細な情緒を映像化した作品は割と好きな方かなって感じ。

 

吉岡里帆ファンはもちろん、女性の生き方について考えてみたい・知りたいと思ってる人にも観る価値はあるかと思う。

 

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