映画『先生の白い嘘』(2024年)感想

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奈緒主演・2024年7月公開の映画『先生の白い嘘』を観た。

性的に搾取される女性教師が主人公。

女性として男女の性のあり方、及び女性であることの苦悩などが描かれる少しばかり重たい作品。

 

以下、あらすじや男性である筆者が観た感想など。

 

目次

あらすじ・登場人物・スタッフ

 

あらすじ

原美鈴(はら みすず)は、高校の国語教師、24歳。

4年前、友人の渕野美奈子(ふちの みなこ)の引越しの手伝いに行った際、美奈子の外出中にその彼氏の早藤雅巳(はやふじ まさみ)にレイプされる。

それ以降現在まで、美奈子に知られる事なく不本意ながら早藤との性的な関係が続いている。

 

一方、美鈴が担任する生徒の新妻祐希(にいづま ゆうき)は、バイト先で知り合った女性とホテルに行ったものの、トラウマを抱えてしまいED(性機能障害)になってしまう。

担任として新妻を気遣う美鈴は、男女の違いはありながらも美鈴と同様性の悩みを抱える新妻と、共に悩んだり衝突しながらも親密な関係になっていく。

 

キャスト

  • 原美鈴  :奈緒
  • 早藤雅巳 :風間俊介
  • 新妻祐希 :猪狩蒼弥
  • 渕野美奈子:三吉彩花

 

スタッフ

  • 原作 :鳥飼茜『先生の白い嘘』
  • 監督 :三木康一郎
  • 脚本 :安達奈緒子
  • 音楽 :コトリンゴ
  • 主題歌:yama「独白」

 

感想

早藤の鬼畜ぶり

美鈴をレイプし、彼女が教師になってからも脅しをかけて性的関係を続ける早藤。

その際立った卑劣なあくどさに、観る者は不快感を禁じ得ない。

特に女性にとっては、まともに正視出来ない場面も少なからずあるかも知れない。

 

演じている風間俊介はテレビでは優しい印象も受けるが、この作品ではキレると怖い役柄を演じていて、その辺りのギャップも見どころ。

 

性描写がエグい

今を時めく人気女優・奈緒が演じた凌辱シーン・セックスシーンが見もの。

ヌードシーンはないが、ここまでやるかって思えるほどの体当たりで演じた場面は一見の価値アリ。

 

また早藤の妻・美奈子を演じた三吉彩花は、美鈴とは対照的に豊満で性的魅力の高い女性。

こちらも早藤に犯されるシーンがあるが、男性視聴者にとってはムフフな場面。

 

二人の女性を凌辱する早藤を憎たらしく思いつつも、一方で同性として羨ましいと思ってしまう。

自分は決してこんな事はできないし、するつもりも無いけれども。 

 

美鈴のダークな内面をもう少し描いて欲しかったかも

視聴前に概要を調べてみたところ、美鈴は自分の生徒たちを劣った存在として、内心見下しているというような説明をどこかで読んだ。

が、作品中ではあまりそういう描写は見られなかった。

 

早藤に凌辱される一方で、自分よりも劣った存在としての生徒を内心軽蔑し、例えば小さな嫌がらせをしたりはからずも傷つけてしまったりとか・・。

そういった弱い存在としての美鈴が懊悩し、葛藤する場面がもっと深く描かれていればより面白かったかも。

 

まとめ

奈緒の性的なシーンを見てみたい人、あるいは女性という存在とその性のあり方について思いを巡らせたい人にとっては、観る価値のある映画かと思う。

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