映画『ストレイ・ドッグ』感想&無料で観る方法は?

2018年のアメリカ映画『ストレイ・ドッグ』。

 

ニコール・キッドマン主演。

過去に大きな傷をもつ女性刑事が、再び現れた主犯の男を、復讐と贖罪を胸に秘めつつ追っていくクライムアクション映画ですね。

 

ここでは、『ストレイ・ドッグ』の概要や筆者が実際に観てみた感想、無料で観る方法についても紹介していきます。

 

目次

『ストレイ・ドッグ』基本情報

 

  • 2018年、アメリカ
  • 2020年10月23日、日本公開
  • 原題『DESTROYER』
  • 上映時間121分
  • 監督:カリン・クサマ
  • 脚本:フィル・ヘイ、マット・マンフレディ
  • 音楽:セオドア・シャピロ

 

キャスト

  • エリン・ベル(女性刑事) :ニコール・キッドマン
  • サイラス(犯罪組織の主犯):トビー・ケベル
  • ペトラ(犯罪組織の女)  :タチアナ・マズラニー
  • クリス(男性刑事)    :セバスチャン・スタン
  • シェルビー(エリンの娘) :ジェイド・ペティジョン
  • イーサン(エリンの元夫) :スクート・マクネイリー
  • その他出演:ブラッドリー・ウィットフォード、ボー・ナップ、ジェームズ・ジョーダン、トビー・ハス

 

『ストレイ・ドッグ』ストーリー

LA市警の女性刑事・エリン

 

若き日の美貌は衰え、同僚や別れた夫イーサン、16歳の娘シェルビーからも疎まれる日々。

過去の罪悪感を引きずりながら、酒浸りになりつつ孤独な人生を送っていた。

 

 

17年前、エリンはFBI捜査官のクリスとともに犯罪組織に潜入。

が、取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗したのだった。

 

 

ある日、彼女に差出人不明の封筒が届く。

中身は、紫色に染まった1ドル札。

それは、17年前に行方をくらませた事件の主犯からの挑戦状だった。

 

過去に決着をつけるべく、犯人を追う野良犬と化したエリン。

「生きた証」の娘を案じつつ、なりふり構わず命がけの復讐と贖罪の行動に突き進む——。

 

 

『ストレイ・ドッグ』感想

刑事でありながら、自らの私情により犯罪組織に残り続け、取り返しのつかない失敗をしてしまったエリン。

 

そして17年たった現在でも、酒にはおぼれ職権は濫用、組織の指示は無視。

自らの復讐のために、刑事という立場を逸脱し暴力もいとわず、狙った獲物をしつこく追いかける「ストレイ・ドッグ(野良犬)」の生きざまが描かれる。

 

アメリカの警察や刑事、捜査手法についてどの程度リアルに再現されてるかは詳しく知らないけど、こんな犯罪組織のアジトに潜入するなんて相当危険だし、実際にこんな潜入捜査は行われてるのだろうか。

また、あそこまでヨレヨレで酒浸りの刑事というのは大げさな脚色かもだけど、色々と大雑把なアメリカではあんな感じの刑事もいるのかな。

 

潜入捜査員同士が男女の仲というのは、さすがにドラマの中だけの設定かも知れないけど。

にしても、「今までの真逆の世界に行ってみたい」という個人的な思いで、運転手とは言え犯罪に手を貸してしまうというのは・・。

アメリカの警察でどこまでがリアルに起こりえることなのか線引きしかねるし、警察や刑事としてはアウトな感じだけど、とりあえずドラマとして興味を引く設定になっている。

 

女性ながら、娘の男を張り倒したり、一度倒された男にまた食らいついて逆に倒したり。

また、銃で銀行強盗との派手な銃撃シーンや、女同士の殴り合いなど、なかなかに暴力的なシーンがある。

女性ながら執念深く、またためらうことなく暴力をふるうさまは、昨今の何が何でも暴力反対の空気がはびこる時代において、個人的には頼もしくスカッとするものがある。

 

あと、注目したのは精巧な特殊メイク。

主人公エリンの17年前の回想シーンがたびたび出てくるけど、その場面の若いエリンは別の人が演じてるんだろうなと思いながら観てたけど、実は両方ともニコール・キッドマンが演じていて驚いた。

 

 

自分は元々映画はほとんど観てなかったので、実際のニコール・キッドマンとはどんな人なのかなと思い調べてみたら、いかにもハリウッド的な美女って感じの人のようだ。

それがこの作品では、シワやシミが刻まれた随分薄汚れた感じの風貌になっててとても同一人物とは思えないし、今のCGや特殊メイクなどの技術は目を見張るものがある。

 

キャストの中では、主人公の娘シェルビーを演じたジェイド・ペティジョンが、日本人にも受け入れやすそうな可愛らしい美少女という感じで印象に残った。

 

冒頭で、「犯人を知ってる」とエリンが言ってた殺人事件の犯人が、最後に明らかになる。

その過程での時系列の反転具合が、面白く印象的な構成となっている。

 

すべてを終え、車の運転席に身をもたせて、目を見開いたまま放心したような表情のエリン。

その表情のアップと共に、過去の記憶や現在の風景がないまぜになって流れる。

観る人にエリンの経験を追体験させ、主人公の心情や、これからの生き方を想像させる余韻を持たせている。

 

フィクションではあるけど、アメリカの警察や刑事、犯罪の一面や、それらが絡んだ復讐や愛憎を含んだ人間ドラマを観ることができる作品。

 

『ストレイ・ドッグ』を無料で観るには?

『ストレイ・ドッグ』は動画配信サービス『U-NEXT』で、399円分のポイントを支払って観ることができます。

 

ただし、無料登録するだけで600円分のポイントがもらえるので、それを使えば実質タダで本作品を視聴できます。

また、課金される前にいつでも解約が可能です。

 

(※本ページの情報は2021年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

 

まとめ

以上、映画『ストレイ・ドッグ』のストーリーや概要、筆者が実際に観てみた感想、無料で観る方法について紹介してきました。

 

アメリカ社会における警察や刑事、そして親子関係のリアルな一面が垣間見れて面白かったです。

 

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