先週ついに、2020年プロ野球が開幕しました。
各球団でそれぞれ注目される新たな外国人選手も出場。出足好調な選手もいれば、練習試合ではよく打ってたものの、パッタリ当たりが止まってしまった選手もいて、明暗が分かれてますね。
その中でヤクルトのエスコバー選手は、日本に来る外国人野手の中では少数派の、守備で評価が高い選手。実際のところアメリカの大リーグでは、どんな活躍をしていたのでしょうか?
ここでは、エスコバー選手のメジャーリーグでの成績について、見ていきたいと思います。
エスコバー選手の基本情報
- アルシデス・エスコバー(Alcides Escober)
- 1986年12月16日生まれの33歳。ベネズエラ出身
- 身長185㎝、体重88㎏。
- 右投右打。ポジションは遊撃手
- 2008年、ミルウォーキー・ブルワーズでメジャーデビュー。2010年までプレー
- 2011~2018年、カンザスシティ・ロイヤルズでプレー
- 2017年、ワールド・ベースボール・クラシックでベネズエラ代表
- 2019年、ボルチモア・オリオールズとマイナー契約。メジャーでの出場はなし
- 2020年、東京ヤクルトスワローズ。背番号「2」、年俸8,800万円(推定)
ちなみに、横浜DeNAのエドウィン・エスコバー選手は従弟。
エスコバー家は、これまでに16人以上がMLB球団とプロ契約を結んだというから驚きですね。
エスコバー選手のメジャー成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 失策 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008 | MIL | 9 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | .500 | 0 |
2009 | MIL | 38 | 134 | 38 | 1 | 11 | 4 | .304 | 6 |
2010 | MIL | 145 | 552 | 119 | 4 | 41 | 10 | .235 | 20 |
2011 | KC | 158 | 598 | 139 | 4 | 46 | 26 | .254 | 15 |
2012 | KC | 155 | 648 | 177 | 5 | 52 | 35 | .293 | 19 |
2013 | KC | 158 | 642 | 142 | 4 | 52 | 22 | .234 | 13 |
2014 | KC | 162 | 620 | 165 | 3 | 50 | 31 | .285 | 16 |
2015 | KC | 148 | 662 | 157 | 3 | 47 | 17 | .257 | 13 |
2016 | KC | 162 | 682 | 166 | 7 | 55 | 17 | .261 | 14 |
2017 | KC | 162 | 629 | 150 | 6 | 54 | 4 | .250 | 15 |
2018 | KC | 140 | 531 | 112 | 4 | 34 | 8 | .231 | 9 |
2019 | BAL | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 0 |
通算 | 1437 | 5702 | 1367 | 41 | 442 | 174 | .258 | 140 |
- MLBオールスターゲーム出場、ゴールドグラブ賞、リーグチャンピオンシップシリーズ最優秀選手賞(すべて2015年)
メジャー2年目以降の守備率は軒並み9割5分以上と高く、ゴールドグラブ賞を獲得した2015年は.980を記録(ア・リーグ3位)。
また、2011年に459補殺・271刺殺でともにリーグ1位を記録するなど、補殺数や刺殺数などでも毎年リーグ屈指の成績を収めてるようですね。
一方、打つ方は主に1番打者として活躍。2012年には35盗塁を記録するなど、長打よりも足の速さが目立ってたようですね。
個人的な印象
動画サイトでメジャー時代のプレーを観たけど、やはり守備は素晴らしいですね。
特に三遊間の深い位置でゴロを捕ってからの、まさにレーザービームとも呼ぶべき糸を引くような一塁への送球。
さらに三塁側に身体が流れる時のジャンピングスローでも、矢のようにバッターランナーを刺殺。あの肩や身体の強さは日本人には無いものですね。
打つ方では、右打者でややプルヒッター(引っ張る打球の多い打者)という印象。
1番を打つことが多かったとはいえ、特に振り幅小さくコツコツ当てに行くというのではなく、上体の力を活かしてきっちり振り抜いてる感じですね(アメリカの『ベースボール』では1、2番でもそれが普通なのかも知れませんが)。
開幕カードの中日戦でも、三塁線を抜く二塁打を放つなど活躍。
33歳という年齢で、体力の衰えがどの程度なのかが気になるけど、メジャーで見せたあの華麗な守備が、日本のプロ野球でどの程度再現されるのか注目ですね。
まとめ
以上、ヤクルトに入った新外国人、エスコバー選手のメジャー時代の成績などを紹介してきました。
ヤクルトと言えば、去年全12球団ワーストのチーム防御率(4.78)を記録。
期待の高卒ルーキー奥川投手が入団したものの、先発投手の頭数も足らず、今年も投手陣の不安はずっと続きそうですね。
そんな中で、守備の要であるショートとして活躍が期待されるエスコバー選手。
セカンド山田選手とのコンビでゲッツー。さらに三遊間のゴロでの華麗な美技で、頼りない投手力を補う活躍を楽しみにしたいですね。
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