映画『天気の子』あらすじ&感想&無料で観る方法は?

2019年公開の、新海誠監督アニメーション映画『天気の子』。

 

現代の東京を舞台に、家出してきた少年と「晴れ女」の少女をめぐる物語ですね。

 

ここでは、『天気の子』のあらすじ&感想、および無料で観る方法についても紹介していきます。

 

目次

テレビ地上波初放送は、2021年1月3日

『天気の子』は2021年1月3日(日)夜9時より、テレビ朝日系列で全編ノーカット放送される予定です。

また、本編クレジットタイトル(スタッフ&キャスト表示)終了後に、新海誠監督が監修した約1分の「特別エンディング映像」がオンエアされるようですね。

 

この映画が公開されたのは、去年の2019年。

その当時は、翌年にこんな地球規模のパンデミックが起こるとは、誰も予想してなかったと思いますが・・。

映画の中でも大変な災害を扱っているし、改めて観てみると、何かしら違った感慨が多くの人の心の中に湧いてくるかも知れませんね。

 

『天気の子』基本情報

 

  • 2019年7月公開
  • 監督・原作・脚本  :新海誠
  • 作画監督      :田村篤
  • キャラクターデザイン:田中将賀
  • 音楽        :RADWIMPS

 

キャスト

  • 森嶋帆高(東京に家出してきた少年)   :醍醐虎汰朗
  • 天野陽菜(不思議な能力を持った少女)  :森七菜
  • 天野凪(陽菜の弟。小学5年生)     :吉柳咲良
  • 須賀圭介(帆高を助けた中年男性)    :小栗旬
  • 須賀夏美(圭介の姪)          :本田翼
  • 間宮夫人(死別した圭介の妻・明日花の母):島本須美
  • 立花冨美(老婦人)           :倍賞千恵子
  • 安井(穏やかな老刑事)         :平泉成
  • 高井(リーゼントヘアの刑事)      :梶裕貴
  • アヤネ(凪の元彼女。小学5年生)    :佐倉綾音
  • カナ(凪の彼女。小学4年生)      :花澤香菜
  • 占いおババ(占い師の老婆)       :野沢雅子

 

『天気の子』ストーリー

離島での生活に嫌気がさし、東京に家出してきた高校1年生・森嶋帆高(もりしま ほだか)。

 

途上の船で助けられた中年男性・須賀圭介を頼り、怪しげな雑誌の記事を執筆するアルバイトを始める。

 

そんな中、帆高は不思議な能力を持った少女・天野陽菜(あまの ひな)と出会う。

陽菜はある事がきっかけで、局地的ながら天気を晴れにする能力を持っていた。

 

ふたりは陽菜の弟・(なぎ)も交え、「晴れ女」のサービスを提供するアルバイトを始める。

 

しかし、異常な雨が降り続ける東京で、陽菜には「晴れ女」としての宿命が待っていた・・。

 

 

『天気の子』感想(『君の名は。』との比較も含めて)

新海誠監督の前作『君の名は。』に続き、アニメーションとしての映像の美しさは圧巻だった。

 

前作同様、今回も東京が舞台で、実際の風景が圧倒的なリアルさで描かれている。

たとえば、歌舞伎町などのラブホテル街や雑居ビルの雑多な物やゴミが置かれた出入口、建物の中の散らかった様子や廃墟ビル等々・・。

人の欲望や猥雑さが渦巻いた、街の裏側を描かれた場面が多いのが前作と違う特徴で、アニメで表現されているとそれらの物さえも綺麗に見えてしまった。

そんな中で、野良猫の「アメ」は普通のアニメ的なフォルムで、可愛らしくはあるけどちょっと浮いた感じもした。

 

『君の名は。』で登場した主要キャラが、不意にさりげなく登場。

特にヒロインだった三葉など、せっかくならもう少し台詞や登場シーンも増やしてくれたらなお良かった。 

 

音楽は、前作に続きRADWIMPS。

物語中の主要なシーンで、ボーカル付きの曲が流れたのも前作と同じ。

個人的には、ボーカル無しの背景音楽でどうにかできないかなとも思ったけど、『君の名は。』同様、これが作品としての確固たるテイストなのだろう。

 

意図的なのかも知れないけど、主役の帆高・陽菜ともに、両親や元々の生活環境を説明描写する場面がほとんど無かった。

そのせいもあるのか、前作の主役の瀧・三葉と比べて、二人の存在感が希薄というか、あまり印象に残らない感じがした。

まぁ前作では学校生活での賑やかな掛け合いがあったし、二人の性格や、描かれた環境などもあるかも知れないけど。

 

また、小魚や生き物のような雨水や、龍のような形で動く大きな雲、雲の上に広がる平原など、「異常気象」をもたらした「人智を超えた存在」に関する説明もほとんどなかった。

さらに、陽菜が持つことになった能力に関する、詳しい描写も無し。

この辺りも、あえて省いたのだろうか。

 

宮崎駿アニメでもそうだと思うけど、こういったアニメでは純粋な感情や行動、きれいなものが生き生きと描かれるイメージが有る。

しかし『天気の子』では、陽菜が風俗のバイトに勧誘されそうになったり、帆高が拳銃を発砲したり殴られたり、バイクに帆高を乗せた夏美が、交通ルールを無視して街中を爆走。

さらに、一人になった帆高は線路を走り、圭介は刑事を殴り、凪は警官をだまし刑事を組み伏せるなど、社会規範を破ったり公権力に抗ったり・・。

 

何かとコンプライアンスが重視されて閉塞感がみなぎる今の社会で、なりふり構わず自分が信じたもののために行動する痛快さは、前作よりも上回っていた。

 

緻密に描かれた風景はゴミやクズであっても美しく、終盤のふたりで空を滑空するシーンを始め、その美しい背景の中でなめらかに生き生きと動くキャラクター。

説明が足りない感じもするけど、主役ふたりが互いを信じ果敢に困難に挑む姿など、観て良かったと思える完成度の高いアニメーション映画でした。

 

『天気の子』を無料で観るには?

『天気の子』は、動画配信サービス『U-NEXT』で550円分のポイントを利用して、レンタル視聴できます。

ただし、無料登録すると600円分のポイントがもらえるので、実質タダで作品を見られます。

 

(※本ページの情報は2020年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

 

まとめ

以上、新海誠監督のアニメーション映画『天気の子』のあらすじ&感想、無料で観る方法について見てきました。

 

始めから終わりまで観てるだけで癒されるような、アニメーションならではの映像美を堪能できる作品だと思います。

 

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