去年からのコロナ禍による「巣ごもり需要」も相まって、動画配信サービス(VOD)がこのところ人気ですね。
国内で利用されているVODは数多くあり、扱う作品数・得意なジャンル・料金などそれぞれ特徴や、メリット&デメリットがあります。
そんな中で、VODには興味あって試してみたいけど、どれを選んで良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、主要なVODのラインナップを紹介!
比較表を交えつつ、それぞれのVODを様々な点から比べていきます。
そもそもVODとは?
VOD(ビデオ・オン・デマンド)とは、インターネットを通して好きな時に映像コンテンツを楽しめる動画配信サービス。
映画・ドラマ・アニメを始め、バラエティや音楽・ドキュメンタリーなど、多彩なジャンルのコンテンツを扱っています。
多くのテレビ局でVODを運営しており、その局で放送された作品を独占的に配信することも多いです。
また、テレビでは放送されないVODオリジナルの作品も多く配信されるなど、テレビに代わる新たな動画視聴プラットフォームとして、年々人気が高まっています。
VODラインナップ比較表
ここでは、国内の主要な動画配信サービス7社のスペックを、表にしてまとめてみました。
VOD | 見放題作品数 | 無料体験 | 電子書籍 | ダウン ロード | 同時視聴 | 月額料金(税込) |
---|---|---|---|---|---|---|
U-NEXT | 21万本 | 31日間 | ○ | ○ | 4台 | 2,189円 |
Amazonプライム | 1万本 | 30日間 | ○ | ○ | 3台 | 500円 |
hulu | 7万本 | 14日間 | × | ○ | 1台 | 1,026円 |
FODプレミアム | 5万本 | 14日間 | ○ | × | 1台 | 976円 |
Paravi | 非公開 | 14日間 | × | ○ | 1台 | 1,017円 |
dTV | 12万本 | 31日間 | × | ○ | 1台 | 550円 |
dアニメストア | 4,200本 | 31日間 | × | ○ | 1台 | 440円 |
「見放題作品」とは、月額料金を払えば自由に観られる作品のこと。
別途、料金を支払って観る「レンタル作品」を含めると、実際に視聴可能な作品はもっと多くなります。
また「同時視聴」とは、「ストリーミング再生」(ネットに接続した状態で、その都度データを取り寄せて再生すること)で同時に見られる端末の数を表しています。
なので、作品をダウンロードした端末を含めると、同時視聴できる台数が増えるVODもあります。
各VODの紹介
ではここから、比較表でまとめて表示した動画配信サービスを、一つずつ見ていきます。
U-NEXT
見放題作品数 | 21万本 |
無料体験期間 | 31日間 |
月額料金(税込) | 2,189円 |
メリット | ・映画、ドラマ、アニメなど全てのジャンルで屈指の作品数 ・80誌以上の雑誌が読み放題。その他マンガ・本など電子書籍も豊富 ・毎月1,200円分のポイントがもらえ、新作のレンタルやマンガの購入に使える (無料体験だけでも600円分のポイント進呈) ・1つの契約で4つのアカウントが作れ、同時視聴が可能 |
デメリット | ・料金が高い |
『U-NEXT』は国内の主要VODの中では、ダントツの作品数を誇ります。
電子書籍も読めるので、映像コンテンツとその原作の漫画や本を、両方楽しめます。
また、4台まで同時視聴できるので、家族で利用したい場合にも最適。
料金はやや高いものの、それに十分見合う充実のサービスですね。
【オススメしたい人】
・ジャンルを問わず、たくさんの作品を楽しみたい人
・作品の原作など、電子書籍も読みたい人
・家族で楽しみたい人
(※本ページの情報は2021年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)
Amazonプライム・ビデオ
見放題作品数 | 1万本 |
無料体験期間 | 30日間 |
月額料金(税込) | 500円(年間プランは4,900円) |
メリット | ・動画以外にも音楽や電子書籍、配送料が無料など様々な特典 ・料金の安さ |
デメリット | ・見放題作品数は多くない |
『Amazonプライム・ビデオ』は、Amazonの有料会員サービス『Amazonプライム』の特典の一つ。
他にも200万曲が聴き放題の『Prime Music』、電子書籍が読み放題の『Prime Reading』。
そして、Amazonで買い物する場合に配送料が無料となるなど、月500円とは思えない充実した特典が魅力です。
圧倒的にコストパフォーマンスが高く、特にAmazonでよく買い物をする人にはオススメです。
【オススメしたい人】
・音楽や電子書籍なども楽しみたい人
・Amazonでよく買い物をする人
・料金を安く抑えたい人
hulu
見放題作品数 | 7万本 |
無料体験期間 | 14日間 |
月額料金(税込) | 1,026円 |
メリット | ・日本テレビ系のコンテンツが充実 ・海外ドラマやオリジナルコンテンツも豊富 |
デメリット | ・同時視聴ができない |
アメリカ発の動画配信サービスですが、国内では日本テレビ傘下の会社が運営。
そのため、日テレ系のドラマやバラエティなどの作品が充実しています。
その他、海外・国内のドラマをはじめ、映画・アニメといったジャンルの作品も豊富で、バランスの取れたVODです。
【オススメしたい人】
・日本テレビ系の作品が好きな人
・海外ドラマが好きな人
・映画、ドラマ、アニメなど、偏りなく色んなジャンルを視聴したい人
⇒ 人気映画・ドラマ・アニメ・バラエティが見放題!【hulu】
FODプレミアム
見放題作品数 | 5万本 |
無料体験期間 | 14日間 |
月額料金(税込) | 976円 |
メリット | ・フジテレビ系のコンテンツが充実 ・130誌以上雑誌が読み放題など、電子書籍も豊富 |
デメリット | ・動画をダウンロードできない ・同時視聴ができない |
『FOD』は、フジテレビが運営する動画配信サービス。
月額見放題サービスの『FODプレミアム』では、過去に人気を博したフジテレビのドラマが豊富に揃っています。
また電子書籍は全作品で、購入すると20%ポイントバック。
人気のコミックなども、他と比べてお得に購入できます。
【オススメしたい人】
・フジテレビ系の作品が好きな人
・作品の原作や、雑誌を読むのが好きな人
・家の中で一人で利用する人
⇒ フジテレビ公式動画配信サービス【FODプレミアム】
Paravi
見放題作品数 | 非公開 |
無料体験期間 | 14日間 |
月額料金(税込) | 1,017円 |
メリット | ・TBS、テレビ東京の国内ドラマ、バラエティが豊富 |
デメリット | ・映画・アニメなどのコンテンツは少なめ ・同時視聴できない |
『Paravi(パラビ)』は、メディアグループ6社が設立した会社「プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」が運営。
国内ドラマにおいて強く、特にTBS・テレビ東京のドラマ・バラエティ番組は非常に充実。ここでしか観れない作品が数多くあります。
一方で、映画やアニメなどのコンテンツはやや物足りなく、ジャンルの偏りが大きいVODと言えます。
【オススメしたい人】
・TBS、テレビ東京の作品が好きな人
・ドラマやバラエティをよく観る人
⇒ 国内最大級のドラマアーカイブ数【paravi】
dTV
見放題作品数 | 12万本 |
無料体験期間 | 31日間 |
月額料金(税込) | 550円 |
メリット | ・見放題作品が多い ・料金が安い ・音楽ジャンルが強い ・dポイントでレンタル作品が視聴可能 |
デメリット | ・同時視聴できない |
『dTV』は、音楽事業で知られる「エイベックスグループ」関連の会社が運営し、NTTドコモが提供するVOD。
月額550円ながら12万本以上が見放題と、非常にコストパフォーマンスの高いサービスです。
どのジャンルでも作品数は多く揃えていますが、運営がエイベックス関連だけに、ミュージックビデオやライブなど音楽関連の動画が充実しています。
ドコモユーザー以外でも、「dアカウント」を取得して利用可能です。
【オススメしたい人】
・色んなジャンルの作品をたくさん観たい人
・ミュージックビデオなどの音楽系コンテンツが好きな人
・料金を安く抑えたい人
⇒ dTV
dアニメストア
見放題作品数 | 4,200本 |
無料体験期間 | 31日間 |
月額料金(税込) | 440円 |
メリット | ・アニメ作品が充実している ・料金が安い |
デメリット | ・同時視聴できない |
『dアニメストア』は、アニメ専門の動画サービス。
アニメの作品数は国内最大級。
まとめて観るのに便利な機能や声優など関連情報を見られるコーナー、グッズの買い物もできるなど、とことんアニメを楽しめるコンテンツが用意されています。
月額料金も440円(税込)と主要VODの中では格安で、アニメに絞って存分に楽しみたい人にはうってつけのサービスです。
【オススメしたい人】
・アニメだけをとことん観たい人
・料金を安く抑えたい人
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VODを選ぶ基準は?まずは無料体験してみるのもオススメ
それぞれに特徴のあるVODですが、どのサービスにも魅力を感じて、一つに決められない人もいるかも知れません。
基本的には、
- 観たいジャンルの充実度(映画・ドラマ・アニメ・バラエティ・音楽など)
- 電子書籍(原作や雑誌なども読みたい?)
- 利用人数(観るのは一人か、家族で別の作品も同時に観るか?)
- 観るシチュエーション(家の中で、もしくはスマホにダウンロードして外で?)
- 料金(毎月どの程度まで払えるか?)
などを考慮に入れつつ、自分の中でどれを重視するのか決めて、選ぶのが良いかと思います。
そして、ある程度利用したいVODが決まったら、まずは気軽に無料体験で試してみましょう。
どのVODでも解約はすぐできるので、とりあえずはどんな感じなのか、実際に利用してみるのがオススメです。
まとめ
以上、主な動画配信サービス7社をラインナップし、それぞれの特徴やメリット&デメリットなども見ながら比較してきました。
月額料金さえ払えば、いつでも自由に好きなだけ、色んな動画を楽しめるVOD。
ステイホームが叫ばれる中、この便利なサービスを存分に利用して、おうち時間を充実させていきたいですね。