100年に一度というパンデミックのうちに過ぎた2020年、映画が大ヒットするなど空前のブームを引き起こした『鬼滅の刃』。
去年に続きステイホームが叫ばれる中、遅ればせながらTVアニメ版を観てみようと思っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ブームに乗り遅れた一人である筆者が、2019年に放送されたTVアニメ版『鬼滅の刃』を鑑賞、ネタバレを綴っていこうと思います。
第一話『残酷』
時は大正時代の日本。
家族思いの少年・竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、雪深い山奥で母や幼い兄妹と貧しいながらも幸せに暮らしていた。
雪が降り積もったその日も、炭治郎はいつものように炭を売りに、一人で山を下りていった。
町の人々は、炭治郎を見かけると炭を買い求めたり用事の手伝いを頼んだりと、とても頼りにしていた。
帰りが遅くなって山を再び上ってると、途中で独り暮らしの男・三郎に呼び止められる。
「夜に出歩くと鬼が出る」と言われ、ひと晩泊るよう促された炭治郎は、それに従い三郎の家で晩飯をとって寝た。
あくる朝、三郎の家を出て山の上の自分の家へ戻る途中、炭治郎は血の匂いを嗅いだ。
急ぎ家に戻って見ると、そこには何者かに惨殺された、母と兄妹たちの変わり果てた姿が・・。
しかし、一番上の妹・禰豆子(ねずこ)の身体は、血が流れ気を失いつつも、まだ微かに温もりがあった。
医者に見せようと、禰豆子を背負って急いで山を下りる炭治郎。
しかし途中、背負われていた禰豆子は妙な唸り声をあげ暴れ出し、バランスを崩した炭治郎ともども崖の下に落ちてしまう。
雪の上に落ちたこともあり無事だった炭治郎に、人間とは思えない形相で襲いかかる禰豆子。
炭治郎は、昨夜三郎から聞かされた話を思い出し、禰豆子は鬼になったのだと知る。
組み伏せられ、喰われそうになりつつも、涙を浮かべながら必死に禰豆子に訴えかける炭治郎。
すると、鬼となっていた禰豆子の目にも涙が‥。
その時、どこからともなく禰豆子に切りかかろうとする男・冨岡義勇(とみおか ぎゆう)が現れた。
鬼となった禰豆子を確保し切り殺そうとする冨岡に、炭治郎は殺さないよう土下座し、泣きながら頼み込んだ。
業を煮やした冨岡は激昂し、敵に向かって弱さを見せる炭治郎を怒鳴りつける。
しかしそれは、炭治郎の立場への思いやりを内に秘めた言葉だった。
炭治郎の怒りを引き出そうと禰豆子を傷つけた冨岡に、炭治郎はようやく襲いかかる。
しかし冨岡は炭治郎の動きを見切り、背中に一撃を食らわす。
気絶する炭治郎。
しかしその直後、空中から斧が飛んできて、冨岡はかろうじてそれを避けた。
炭治郎は冨岡に気づかれないよう木の陰から斧を投げ、捨て身で冨岡を倒そうとしていたのだ。
その瞬間の隙をついて、冨岡の手を逃れた禰豆子。
炭治郎が喰われる、と感じた冨岡の意に反して、禰豆子は身体を張って炭治郎を守ろうとした。
それを悟った冨岡は、禰豆子を殺すのを思いとどまる。
目が覚めた炭治郎。
冨岡は、狭霧山のふもとに住む「鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)」という老人を訪ねろ、と言い残して去っていった。
母と兄妹4人を家のそばに埋めた炭治郎。
悲しみを振り払って家を去り、禰豆子の手を取って狭霧山に向かった。
まとめ
以上、TVアニメ版『鬼滅の刃』第一話のネタバレでした。
若い世代を中心に、空前の人気となった本作品。
筆者は原作や劇場版もまだ観てなく、これが『鬼滅の刃』初体験ですが・・。
子どもが見る割には結構グロテスクな描写もあり、また重たい展開であるようにも感じました。
次回以降も、予備知識もないまま観てあらすじを綴りながら、この作品の魅力を探っていきたいと思います。
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