2019年放映のTVアニメ版『鬼滅の刃』。
炭治郎が北西の町で出会った、異能の鬼。
背後から襲われたところ、箱から飛び出した禰豆子が窮地を救いました。
ここでは、第7話のネタバレを綴っていきます。
前回のあらすじ
夜な夜な若い少女が襲われるという北西の町に向かった、竈門炭治郎(かまど たんじろう)。
匂いを頼りに見つけたのは、地面の中を水のように動き回り、三体に分裂もする異能の鬼だった。
鬼たちに苦戦し、背後を襲われたところ、背中に負っていた木箱から妹の禰豆子(ねずこ)が飛び出して、鬼に蹴りを見舞った。
第七話「鬼舞辻無惨」
禰豆子の強さを見て取った炭治郎は、和巳と助けた少女を鬼から守るよう、禰豆子に告げる。
そして、黒くなっている地面へ足を踏み入れ、その下に広がる沼のような空間へ潜っていった。
ゆっくり下へ沈んでいく炭治郎。
そこには、鬼たちが殺した少女たちの着物や持ち物が漂っていた。
待ち受けていた、一本角と三本角の鬼。
地面の中の「水中」でも自在に素早く動き回り、炭治郎に襲いかかる。
しかし、狭霧山で厳しい鍛錬を積んできた炭治郎は落ち着いていた。
全集中し、水の中でこそ力を発揮する技、水の呼吸「陸ノ型(ろくのかた)・ねじれ渦」を発動。
水中で渦のように軌道を描き、水ごと二体の鬼を切り裂いた。
そして鬼を斬った後、漂っていた一片の布切れをつかみ、地面に浮上した。
地上では、残った二本角の鬼と禰豆子との格闘が続いていた。
禰豆子が額に傷を負った直後、炭治郎が浮上。
なお禰豆子に襲いかかろうとする二本角の両腕を、斬り飛ばした。
鬼を追い込んだ炭治郎は、鱗滝から聞かされていた「鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)」について話せと問い詰めた。
すると二本角は汗をかいて怯えだし、「言えない・・」と繰り返した。
鬼は鬼舞辻無惨から、「私の事を誰にも喋ってはいけない」と脅されていたのだ。
なおも抵抗する鬼を、切り捨てた炭治郎。
戦いが終わってふと見ると、禰豆子は壁に寄りかかって、負った傷を回復するかのように眠っていた。
炭治郎は再び禰豆子を箱に入れ、呆然としていた和巳に「大丈夫ですか」と声をかけた。
「婚約者を失って大丈夫だと思うか?」と答えた和巳に、炭治郎は
「失っても、失っても、生きていくしかないんです。どんなに打ちのめされようと」と語りかけた。
「お前に何がわかるんだ!お前みたいな子供に!」と逆上して、炭治郎につかみかかる和巳。
しかし炭治郎は、節くれだった強い手でやさしく和巳の手を取り、微笑みかけた。
そして、地下の沼で拾った布切れを渡した。
そこには、和巳の婚約者・里子の遺品である、かんざしなどが入っていた。
そこで和巳は、炭治郎もまた自分と同じように、大切な人を鬼に殺されたのだと察した。
そして、去ってゆく炭治郎の背中へ、ひどい言葉を吐いたことを泣きながら詫びるのだった。
去ってゆく炭治郎の肩に、鎹烏(かすがいがらす)が飛び乗り、ひと息つく間も与えず再びの指令。
「次は東京府浅草。鬼が潜んでいるとの噂あり!」。
禰豆子を連れて、東京府浅草を訪れた炭治郎。
立派な建物が立ち並び、大勢の人で賑わうさまに驚き、疲労困憊した。
町はずれにあった屋台で、山かけうどんを食べようとした炭治郎。
ふと、鋭く鼻先をよぎった鬼の匂いに戦慄する。
そして禰豆子を置いて、再び街の雑踏の中へ走り出した。
匂いの元の男にたどり着き、鬼舞辻無惨と確信した炭治郎は、剣を抜き背後から斬りかかろうとする。
その時、女の子の呼ぶ声が。
男は女の子を抱いており、近くにいた妻と思われる女性も近づいてきた。
鬼舞辻無惨は、人間のふりをして暮らしていた。
そして、一緒にいる女性や娘は人間のようだ。
男が鬼で、人を喰う事を、知らないのか分からないのか・・。
その時、男の爪の伸びた手が、通りがかりの男性のうなじを鋭くかすめた。
女性と娘は気付かない。
しかし炭治郎は、通り過ぎる男性のうなじにできた鋭い傷から、血が噴き出すのを見た。
うつむいて、苦しみ出す男性。
直後顔を上げると、牙が生え、目を真っ赤に見開いた鬼の表情に変貌していた。
傍らで心配していた自分の妻に、叫び声を上げ噛みついた。
次回予告
まとめ
以上、TVアニメ版『鬼滅の刃』第7話のネタバレでした。
炭治郎のごつい手が強調して描かれてますが、どんな分野においても何か大きな事を成し遂げる人は、手に関わらず身体や心のどこかしらに、非凡な特徴を備えているのかも知れませんね。
『鬼滅の刃』をもう一度観たい方はこちら!